家路
最近わかってきたことなのだが、どちらかといえば暑いほうが好きだと思う。
しかし先日、仕事で山梨県の八ヶ岳に行ってきた。
八ヶ岳。ネットなどで前情報を見ていると、氷点下もザラだという。
現地の画像を見ると雪で真っ白。すごいつららが屋根からにょきにょきと生えていたり、映っている人はみんなスキーウェアみたいなのを着ていたりする。
どれぐらい寒くて、どれぐらいの装備をしていけばいいのか想像がつかない。かつて冬のトルコにて、薄着すぎてひどい目にあった経験があった。普段でも他人から言わせると薄着らしい。タートルネックのセーターを一枚着ているだけで「今日はあったかそうだね」と言われたこともある。
雪国はほとんど行ったことがないので、まともな防寒具もスノーブーツももっていない。しかも日帰り(片道5時間強)なので、新調するのもなんだかもったいない気がする。
いろいろ悩んだ結果、雪上以外にも使えるトレッキングシューズを買った(サイズは28.5)。これなら普通の旅行でも使えそうだし。
タイツを買おうかとユニクロに行ったらもう売ってなかった。仕方がないので中に短パンをはくことに。上は重ね着することにした。
しかし仕事は屋内なのだから、逆に暑くて困るなんてことはないだろうか(列車の中も)。
などといったことを考えながらも当日。新幹線と特急2本を乗り継いで八ヶ岳へ。
なんとまあ、予想をおおいに裏切るほどのぽかぽか陽気。気温もマイナス零度ぐらいだったそうだけど、前に雪が積もった大阪のほうが寒かったんじゃないだろうかと思った。列車の窓からは富士山まで見えてしまった。
降雪地帯だからなのか雪かきも万全で、ぼくたちが通りそうな道はほとんど雪が取り除かれていた。トレッキングシューズの意味まったく無し!革靴でもOK!
お仕事は、とある有名人経営のお店+雑木林にて。屋内はとても暖かく、入った瞬間メガネが曇る。フルーツティーを頂いた。
雑木林もすっかり雪景色。
荒れ放題だった林を、親子2代にわたって手を加えていまの状態にしてきたらしい。最近注目されつつある里山保全をずっと前からやっているわけだ。森作りとなると、世代を越えての数十年単位のスケールになるのだね。
よく見ると木々はすでに芽吹いている。枝の形が鉱物みたいでおもしろい。夏に来たら、うっそうと生い茂ってるんだろうなあ。
つららは生まれて初めて見たかもしれない。2日でこの大きさになるそうな。
「日が翳ったら一気に寒くなりますよ」
言われたとおり、帰りはぐぐっと寒くなった。
次の週、八ヶ岳の天気を見ていたら、マイナス15度なんて書かれてたりして、あの日の暖かさに感謝したのだった。







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