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2004.09.26

もうひとつの合併問題

プロ野球の合併問題がなにかと話題になっている中(とか書いてたら合併決まっちゃいましたね)、僕が住んでいる守口市も、隣の門真市との合併問題で揺れていた。そして19日にその合併の是非を問う住民投票が両市でおこなわれたりもした。

投票日当日まで、選挙のように宣伝カーも動員され、スピーカーから投票を呼びかける声が。駅前で配られたり、家のポストに投げ込まれたりした合併反対のチラシなどには、「守口市が好きな人はこちら(反対の方)に○を記入してください」などと書かれており、露骨な煽りっぷりをみせていた。

結果は、反対派が圧勝。約6万票の約8割は反対票だった。投票率が50%を上回らなければ不成立だったのだけど、50.64%とぎりぎり上回って開票となった。ちなみに門真市の方は38.58%で不成立となった。投票率を下げれば不成立となり、合併に向けて話が進んでいくんだから、賛成派は投票しなければ良かったんじゃないのだろうか、などといらんことを思ったり。そういうわけにもいかないか。今回の住民投票で合併は免れたことになるのだろうか…。

僕も反対票を入れた。合併の背景には両市の厳しい財政難があるというけれど、合併して借金が帳消しになるわけでもなし。その割には、今の状況を作り出した(と考えられる)前の市長が何度も何度も再選したりしている不思議な街・守口市です(以下自粛)。それに新市の名前「守口門真市」て何ですかという感じである。「千林大宮」みたい。

2004.09.25

キリンジ・スタンディングツアー@なんばHatch

9月23日のことです。

キリンジのライヴといえば、2年前の『AV』ツアーの時、みんな座って聴いていたら、前方の座席の人の頭の群れの中から一本の白い手がくねくねっと飛び出したのにびっくりした覚えがあります。どうやらノリにノったお姉さんの手だったようですが。

今回は昔の曲(といっても僕がキリンジを知ったのは『3』の頃でしたが)もいろいろやってくれました。「野良の虹」や「口実」が聴けるとは思いもしませんでした。そのほか個人的に大好きな「鋼鉄の馬」や、新曲「YOU AND ME」、「十四時過ぎのカゲロウ」、「冠水橋」もありました。「冠水橋」はライヴ映えする曲ですね。照明演出ともあいまってとてもよかったです。「十四時過ぎのカゲロウ」は孤独でストイックな歌詞にひきつけられます。今年はアルバムを出さないそうでちょっと残念です。堀込兄弟の弟・泰行氏ってもしかして声が低くなったんでしょうか。安定はしたと思うのですが。

でも正直座って聴きたかった…。もう年ですな。壁際に寝返り打ちながら聴いてました。それでもステージがそんなに遠いと感じなかったのはさすがスタンディングツアー。

2004.09.15

捨てる神あれば拾う神あり(アレキサンドリア)

カイロからアレキサンドリアまではバスを利用しようとターミナルまで行ったのだが、夜中だったためか運行していなかった。結局セルビスと呼ばれる乗り合いバスに乗ることにした。セルビスはワンボックスのワゴンのような車で、明らかに定員オーバーな人数をぎゅうぎゅうに詰め込んで走る。そのぶん、他の交通機関に比べると値段は安い。

アレキサンドリアに着いたときには、すでに夜12時をまわっていた。しかし降りた場所はどこなのか。ガイドブックの地図には書かれていなさそうだった。
「あなた、これからどうするの?」
少し困っていると、中年の女性が僕に話しかけてきた。彼女は、同じセルビスに乗っていた人で、娘とおぼしき小さな女の子を連れていた。安宿のありそうなところに行くんだということを告げると、それだったらどこそこ(地名失念)まで行けばいいのよ、と教えてくれた。どうやら彼女はアレキサンドリアに住んでいるらしい。
「タクシーで行きなさい。」
彼女は通りかかったタクシーを止め、自分は乗らず僕だけを乗せて、運転手に行き場所を告げた。しかもタクシー代までもらってしまった。ちゃんとお礼をいう間もなくタクシーは走り出してしまった。見ず知らずの人間にここまでしてくれるとは。捨てる神あれば、拾う神もあるものなのだなあと思った。

街はまだ明るかった。しかも子どもたちが走り回っていたので驚いた。どこまで夜更かしなんだこの国の人々は。もう深夜だし、荷物を抱えて安ホテルを吟味する時間はあまりとりたくなかった。とりあえずHotel Gamilに決めた。朝食つきで35ポンド(約1050円)と少し高かったが、今夜はここに泊まることにした。

インド夜想曲

学部の講義で観た映画でした。インドに行く前のおさらいとしてもう一度観ようと思い、地元のツタヤに行くも貸し出し中。原作本を何年か前に古本屋で見かけたのですが、いつの間にか売り切れていておさらいできませんでした。旅行から帰ってからも貸し出し中で(どうやら延滞しっぱなしの模様)、結局梅田のツタヤまで行って借りてきました。主人公のロシニョルのように、よもやビデオや本の影を追いかけることになろうとは。いや、ロシニョルが影だったのか。

友人グザビエの消息を追ってインド各地を旅していくロシニョル。しかし、本当に追っていた/旅していたのは誰だったのか。ロシニョル自身だったのか、友人グザビエだったのか、それとも観客だったのか(鏡越しに、こちら側と視線があうシーンがあるのです!)。スタッフロールにも、ロシニョルという名はどこにもなく、彼を演じていたはずのジャン・ユーグ=アングラードの役名には空欄しかありません。あえて結論を出さないほうが良いのかもしれません。

終盤、ロシニョルがクリスティーヌという女性と突然フランス語で話しはじめるシーンがあるのですが、そこがとても印象的でした。世界がぱっと開ける感じがして、妙な高揚感があります。映像も非常にきれいです。余韻の残る映画でした。

個人的に気になったのは、ロシニョルが左利きであることです。彼を演じたジャン・ユーグ=アングラード自身が左利きなのです。食事、サインする、お金を渡す、といった行為はすべて左手でおこなわれていました。はじめはインドにおける道理を何も知らない、知ろうともしていないヨーロッパ人でもあらわしているのかと思っていたのですが(邪推)、物語やロシニョルの演出に関係しているのかもと深読みしてみたり。鏡に映った右利きの人は、左利きのように見えるんですよね…。

2004.09.11

文字列のふしぎ

ワープロソフトはワードを使用しているのですが、文字列の検索(Ctrl+Fで出てくるやつです)でふしぎな現象を見つけました。それは、ジンバブエ。「ジンバブエ」で検索すると、なぜか検出されないのです。
C30011.GIF

「検索項目が見つかりませんでした」て。二回も書いてるやん…。
試しに文字列を削ってみると、検出されるものとされないものがありました。

検出される:ジン、ジンバ、ジンバブ、ブエ、ンバブ、ンバ、バブ、ブエ
検出されない:ンバブエ、バブエ

バブとブエは検出されるのに、バ・ブ・エが連続すると検出されないようです。ちなみに僕の環境はXP+Word2000ですが、ME+Word2000でも、XP+Word2003でも同様の現象が起こりました。なぜだろう…。マイクロソフトのひそかなメッセージなんでしょうか。とりあえずジンバブエの基本情報でもどうぞ。

2004.09.10

人間の証明

人間の証明、ひさびさにはまったドラマでした。映画版(松田優作が主演のやつ)は観たことあったのでおおまかなストーリーは知っていたのですが、設定や登場人物にいろいろアレンジが加えられていて楽しめました。登場人物それぞれにスポットが当てられて、いろいろな出来事が同時進行していくので毎回見逃せない…のだけど何回か見逃したり。行方不明になった小山田文枝(横山めぐみ)を捜す、夫・武夫(國村隼)と文枝の愛人・新見(風間杜夫)との間に芽生えた奇妙な友情が個人的に気に入って観ていました。二人劇とかやってもおもしろそう。

今夜が最終回でしたが、映画では描写されなかった棟居(竹野内豊)と郡恭子(松坂慶子)の直接対決には手に汗を握ってしまいました。その後の恭子の独白も良かったです。やっぱり松坂慶子はいい声してますね。

音楽が、『沙粧妙子・最後の事件』によく似ていると思ったら、やっぱり同じ人でした(岩代太郎)。映画版だと『ルパン三世』の音楽を担当している大野雄二で、たしかに「スーパー・ヒーロー」や「ラヴ・スコール」みたいな音楽が時折流れていました。関西では、『ルパン三世』が日曜の昼12時ごろに再放送していたので、僕にとって「ラヴ・スコール」は昼飯どきの歌です。と、関係なくなってきましたが。

2004.09.08

中国的左撇子

最近、NHKで放映された中国映画やドキュメンタリー番組を観る機会があったのですが、登場人物に左利きの方を発見しました。他にもいくつかあったのですが、二本だけ紹介しておきます。ここでいう左利きは、外的に確認可能な(つまり左手を使っているところを確認できる)左利きのことです。彼らが、利き手に関して日本の左利きと同じように(これももちろん一枚岩ではありませんが)考えているかはわからないためです。

C30009.JPG
1.NHKスペシャル「再会~“文革”に翻弄された父と娘」
 説明すると非常に長くなってしまうので内容は割愛しますが、画像の人物が「娘」さんの方です。左手に箸を持ってご飯を食べています。

C30010.JPG
2.NHKBS2「シネマシアター『秋菊(しゅうぎく)の物語』」チャン・イーモウ監督(1992年。中国・香港)
 左から二番目の男性と、ちょっとわかりにくいですが右端の男性(主人公の秋菊の夫)です。こちらも食事のシーンで、麺を食べています。利き手がどちらなのかは演出上あまり関係なさそうですので、俳優さんの利き手が左なのだと思います。チャン・イーモウってどこかで聞いた名前だと思ったら『HERO』や『LOVERS』の監督じゃないですか。ずいぶん雰囲気が違いますが、色の鮮やかさは共通しているような気がします。

中国の左利き事情はあまり知りませんが、意外と見かけるのかも…という印象を持ちました。今回は箸を持つ手が確認できたのですが、ペンを持つ手はどうなのかは確認できませんでした。中国って、今の日本に比べて「矯正」とか厳しそうなイメージがありますけど。

そういえば、上の画像はテレビに映っている映像をデジカメで撮影したものですが。テレビで放映された画像の引用って著作権・肖像権的にどうなんでしょうね。引用元を明示すればいいのかな。

2004.09.05

アクセス解析と誤字

アクセス解析の検索ワードを見ていると、アラビアンレストランの「サハラムーン」でたどり着いている方がダントツに多い。たいした情報書いてないのにちょっと恐縮。そういえばあそこで出された水は、花の香り(ジャスミンだったかラベンダーだったか)がつけられていてすごく美味しくてガブ飲みしてしまった。あと、レンズ豆のスープがなかったのはちょっと残念だった。

そのほか上位に食い込んできているのが「新沼謙二」氏。最近気づいたのだが、新沼氏の名前を誤って記述していた。正しくは、「新沼謙」氏である。修正したのだけど、こちらの方で検索するとうちのココログは引っかからない…。誤字サイトの代表のようになってしまった。

使用されている検索エンジンが、6月ぐらいまでGoogleの方が多かったのだけど、じわじわとYahoo! Japanが増加していって、8月には完全に追い抜いてしまった。Yahoo! Japanが独自の検索エンジンを使用するようになったらしい。以前YahooはGoogleの検索エンジンを利用していたらしいから、それもGoogleとしてカウントされていたのが減少したということなのだろうか。

2004.09.03

結婚式に招待される→移動(カイロ)

「君たちを、友人としてうちの村でおこなわれる結婚式に招待したい。」
カイロ近郊のピラミッドを見た後、ドライバーのサイード氏にカイロのタハリール広場*1)で別れるときにそう言われた。サイード氏は陽気でなかなかおもしろい人物だった。ぜひ行ってみたいということで、待ち合わせ時間を決めて別れた。ムスリムの結婚式はド派手でにぎやかなものであると聞く。たぶん美味しい料理も振舞われるのだろう。などと僕は考え、期待を膨らませていった。エジプトの村での生活にも興味があった。何よりも「友人」として「招待」してくれるのがうれしかった。

その期待は、見事に打ち砕かれることになる。翌日、昼過ぎにサイード氏とカイロで会う。結婚式は夜通しおこなわれるというので、今頃から行くとちょうどいいのかもしれないな、などと思っていたら、少し話が違うことに気づいた。端的に言えば、結婚式に連れて行くから50エジプト・ポンド(約1500円)払えということであった。僕は結婚式に誘ってくれたのでここに来たわけなのだが…。我々の生活のために払ってくれということなのだが、生活に困っているのなら結婚式など開けないだろう。それになぜ新郎でもないサイード氏に払わなければならないのだ。

A君は、何が問題なのですかという表情をしている。彼は50(fifty)を15(fifteen)と聞き間違いしていたらしい。それなりに安いから払ってもいいかな、ということなのだろうか。間違っていることを告げると、彼も険しい表情になった。だが、これは金額の問題ではない。彼は僕たちのことを「友達」と言ったのだ。それに金銭が絡むことが許容できない。あげくには「君とはビジネスをしたくない」とまで言われる。こっちはビジネスで来てるんじゃあない。ビジネスしたければはじめからそういえば良いではないか。だいたい本当に誰かが結婚するかどうかも怪しいものである。数十分の口論の末、別れることになった。

少しの間とはいえ、友達だと思ったんだけどなぁ…。
そんなに現実は甘いわけでもなく、簡単に友達ができるわけでもなく。世の中そううまくはいかんなぁ。ホテルに帰る道、そんなことを考えていた。

「こういうことってたくさんありますよ。」
A君は言っていた。彼はすでに一ヶ月ほどエジプトを旅行し、あと数日で日本に戻る。その旅の間には、いろいろあったのだろう。エジプト人の多くは非常に親切で友好的だと思っているが、我々からお金を巻き上げようとする人がいるのも事実だ。後で知ったのだが、結婚式に誘われてギザ近郊の村に行き、振舞われた食べ物に一服盛られ、眠っている間に身ぐるみはがされてしまうという事件があったらしい。僕もほいほいとついていっていたら、もしかするとそのような目にあったのかもしれない。

やっぱり、日本人は金づるとしか見られていないのだろうか。カイロは観光地だから仕方がないのかもしれないけど。よくわかっているつもりだった。だが、納得できない。高いパピルスを買ってしまった後悔も相まって(これは自業自得だが)、僕の心はすっかりすさんでしまった。ここには居られない。そういう気分だ。

その夜、僕はカイロを離れ、アレキサンドリアに向かうことにした。

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*1)midan Tahrir。観光客でにぎわうカイロ新市街の中心ともいえる広場。待ち合わせなどにも使えるが、客引きなどもウヨウヨしている。近くにはナイル・ヒルトンや考古学博物館、地下鉄のサダト駅などがある。僕がエジプトに居たときには(1999、2001ともに)、ずっと工事がおこなわれており、フェンスだらけだった。

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